鳥海山 中島台〜新山


登山日 10.5.2


 まだ雪があるか?
 淡い期待を抱きながらお気に入りのコースへ。

 前日、祓川から入ったところ、6合目付近から所々アイスバーンが出現。この日のコースもある程度硬いだろうと思い、緩むことを見越して若干ゆっくりめに出発。
 1週間前は、赤川の橋を渡ったらすぐにスキーを履けたが、この日はさすがに雪がなく、かなり奥までスキーを担いだ。
 一旦履いたものの、しばらく歩くとすぐに切れた。しかも、視界には全く雪がない。スキーを担ぎ、藪へ分け入った。今季、このコースはそろそろ終わりか。

 漸く雪が出たのでスキーを履き、前へ進むと、別の方角から誰かのトレースが伸びており、これと合流した。

 905過ぎのナイフリッジの上は既に通過するには脆く、側面トラバースで対応した。

 森林限界からは、快晴の下、景色を楽しみながら歩くことができた。しかし、雪は1200付近までかなり緩く、下山時は腐れていることが予想された。

 千蛇に上がる急斜面に取っ付くと、アイスバーンとまではいかないが、硬い斜面が出現。直登できず、ジグを切る。やがてそれでも対応できなくなり、スキーアイゼンを装着した。
 千蛇に上がると、スキーアイゼンを必要とするほど硬くなかったため、すぐに外した。
 ちなみに、千蛇に上がるまでは吹き降ろすような向かい風だったのが、千蛇のなかでは追い風に変わった。
 スキーアイゼンを外した後は、そのまま神社までシール登行、神社でスキーをデポし、山頂へ。
 山頂は強風。適当に写真撮影をし、岩で風を避けながら食事。

 滑走に入る。登りでかなり足を使ってしまったので、若干の不安があったが的中。
 神社から千蛇へ下りる途中、不覚にも足をつってしまった。止まって治したはいいが、千蛇の中は誤魔化しながらの滑走であった。
 急斜面の上で一旦休憩をとり、完全に治してから再び滑走。1300くらいまでは快適であったが、その下は徐々に腐れてきて、やはり1200くらいからは完全な腐れ雪であった。

 なお、同じ時刻に会長が森林限界まで入るとのことで、下りで合流できると思っていたが、タイミングが合わず、合流できなかった。


8:07
駐車場 発
11:52
新山山頂
〜12:17
山頂〜神社
13:49
駐車場 着




下の雪は汚れていたが、上は綺麗な雪








稲倉岳東面ルンゼ

だいぶ雪が落ちた




















神社付近一帯はエビの尻尾だらけ




眼下に稲倉
 既述のとおり、山頂は強風。
 飛ばされないように気をつけながら北面を見下ろすと、数人が登っていた。
 この日の雪の緩み具合であれば滑走も可能かと思われたが、強風だったことや、神社までスキーを取りに行くのもどうかと思い、止めた。
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