都合や天候の関係で一ヵ月ほど山へ行けなかった。酸欠(酸素欠乏症)ならぬ山欠(山岳空気欠乏症)である。せっかくの三連休なので、泊りで遠出したかったが、台風が近づいているので、影響の少ないこの日に近場で日帰りとした。
久々なので長めに歩きたかったが、山頂付近の天候にもよる。ピストンになることも視野にいれ、祓川からではなく、若干長い猿倉から歩くことにした。
長めに歩きたいと言いながらも、かなり遅めの9時過ぎにスタート。
さすがに一ヵ月ぶりに歩くと体が重く感じる。それだけではなく、大量の汗をかいた。「そういえば前日に見た専門天気図では、南寄りの風が広範囲に入ってきていたな」と思い出しながらも、それだけが原因ではなかろうと考え、時間を気にせず、ゆっくり歩くことにした。
登山道は、なんとなく秋の気配が感じられつつあった。
七ツ釜を過ぎたところで、前方からたがやさんが手を振っていた。祓川からの康新道から登って来たとのことであった。やはり久々の山で体が重いという。お互い時間を気にしていないので、一緒にのんびり歩くことにした。
康新道に入ってからは、ガスの中だったが、暑さが和らぎ、むしろよかった。
七高山を経て新山へ向かう途中、象潟口から登って来たまきのうちさんとスライド。風が強かったので御浜辺りで引き返そうかと思っていたら、山頂まで行くというご夫婦と一緒になり、新山まで行ってきたとのこと。
我々も新山へ行ったが、若者数名が山頂でこぞって喫煙しており、雰囲気が悪かったのでさっさと下山した。
七高山からは旧道を下った。途中、クロウスゴを食べながら、ゆるゆると下りる。たがやさんを誘って猿倉へ下りようかと思っていたが、最近の例会で、賽の河原には例年よりも多く雪渓があるという話が出たことを思い出した。たがやさんも祓川からの康新道から来たので、賽の河原は通っていない。様子を確認しがてら祓川へ下りようということになった。
雪渓の様子は写真のとおりだが、確かにまだ多く残っていた。崩壊・転倒には注意が必要だ。
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