鳥海山  猿倉口


登山日 13.10.19


 この週末はこの日しかないと、猿倉口へ。この登山口は、空いているだけでなく、無粋な石段や石畳がないので最近のお気に入りです。

 既に冠雪していることだし、年に1回か2回程度しか使わない冬靴を慣らそうと、足になじんている愛用の革靴から履き替えて歩き始めた。久々に履く冬靴はどうもしっくりこない。底が硬く、足底筋に負担がかかり痛みが出るし、踵もズレて痛い(我慢ならず、途中でテーピングテープを貼って保護した)
 何よりも、足がしっかりと地面を捉えていない感覚だった。
 普段は体力に任せてガンガン歩くというスタイルであるが、この日は当初の目的通り”慣らし”そのもので、思うようにスピードが出せなかった。思い返せば、愛用の革靴はソールを2回張り替えながらも8年目に突入、山歩きのときは体の一部と言っても過言ではないくらい履きこなしているが、やはり使い始めは苦労した。

 登山口に着くと、マウンテンバイクが1台置いてあった。下から乗ってきて、猿倉口を登って行ったのだろうか。気合が入っている。ちなみに、筆者が下山したときもまだこのMTBが置いてあった。

 雪の様子だが、七ツ釜で合流するまではほとんどなし。新道分岐は写真のとおり、うっすら雪化粧していた。
 新道に入ってからは、少しずつ積雪が増えてきたが、歩くのに苦労するほどではなかった。
 但し、上部の斜度がある部分では、雪が硬く、普通に歩けば滑落の危険があった。慣れている人はピッケルあるいはストックがあればキックステップで問題ないが、そうでなければアイゼンがあった方がよいと思った。なお、筆者は下りに関してはアイゼンを使用した。

 七高山では十数名の登山者が。新山を見るとやはりそれなりの登山者がいた。






登山口周辺はまだ紅葉が盛り




少し登ればもう葉が落ちている




鶯平にて、まだ残っていたミヤマリンドウ




新道分岐より




康新道より稲倉と中島台




雪があった方が迫力がある




トラバース地点より少し下




山頂では滝の小屋から登って来られたまきのうちさんが。談笑していたら象潟口から鳥海荘のひろ社長が。


 下りで、漸く足が靴に慣れてきた感じがした。
 靴は慣らさないと力が出ない、そんな当たり前のことを改めて感じた山行だった。

inserted by FC2 system