鳥海山


登山日 14.11.8


 単独にて。先週,本荘山の会の恒例行事「初冬訓練」が天候の関係で中止になり,寂しさを感じていたが,この日天候がよさそうだったので,1週間遅れで初冬訓練も兼ねて実施。午後から所用があるため単独とした。

 祓川に到着するまではある程度下の方まで積雪があるかなと思っていたが,ここ数日の間にだいぶ解けてしまったようだ。車道の脇に少々白いものがある程度であった。
 祓川に着き,ヒュッテに冬用の灯油をデポし登山開始。

 歩き始めからやや風が強く,カッパの上下を着ることにした。
 登山道の雪はすぐに現れたので踏みしめてみると,いわゆるモナカ雪であった。この時点で登頂まではいつもの倍くらいの時間を要するだろうと見積もる。

 所々膝くらいまでズボッと埋まりながら歩を進め,七ツ釜を経て新道へ。新道は風が吹き付けて寒い。途中で中間着を1枚着,また歩を進める。  アイゼンが必要かと思っていたが,七高山へのトラバースまではほとんど使わなかった。
 舎利坂はあまり雪が着いていないように見えた。アイゼンを履いたままだったので,登山道を外れ,雪のある方から山頂へ。
 ちなみに,登山道が埋まるほどの積雪は全体を通じて無かった。

 山頂は(正確にはトラバースの途中から)ほぼ無風。この時間は筆者の他には誰もおらず,少しのんびりしてから下山。

 下山時は旧道を選んだ。
 やはりアイゼンを履いたままだったので,しばらくは登山道を外れて歩く。
 舎利坂から若干康新道側の沢にたっぷりと雪が着いていたのでその沢を下降,途中で登山道と合流。
 旧道はほとんど風がなく,また気温も上がってきたので暑い。カッパの下と中間着を脱ぎ,軽装になって下山した。






出発前の竜ヶ原




賽の河原




御田の坂を上る途中,凍る池塘を見下ろす




モナカ雪で歩きにくい




やはり雪化粧すると美しい




康新道の途中より




エビの尻尾




山頂が顔を出す




新山も顔を出して並ぶ




綺麗だが眩しくて歩きにくい(笑)




眩しくて雪があると,足元が見えにくいのです(写真と文は無関係)。




登山道を外れ,雪のある場所を登る。




かろうじて見えているシラタマノキ




山頂




月山方面




登山道を逸れて下りた沢




途中,振り返る




同じく




氷の薬師にて,新雪と残雪




この時期に出来る氷柱


ところで…
以下の写真はそれぞれ6年前・4年前のほぼ同時期に登ったときに撮影した写真。
その時の状況によりけりとはいえ,徐々に氷柱がやせ細っているのではと思うとやるせない気分になる。


08年11月9日




10年10月30日

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