鳥海山  中島台〜新山


登山日 15.3.21


 単独で。同じ日に大師匠も入っていた。
 約一か月ぶりの山行。最近は山へ行ける機会が減ってしまった。この日を逃すとまた一ヵ月くらい先でないと行けそうにない。「天候は…?」毎日天気図とにらめっこする日が続いた。幸い,山日和であった。

 前日,大師匠から「中島台から新山へ,北面を登るかも」とメールを頂いた。朝早く出るとのことだった。
 この時期は,早朝に出るとガリバーンの影響をもろに受けるので,遅い時間に出たいというのが本音だが,下山後所用があるので筆者もできるだけ早く出ることにした。

 林道を歩き始めてすぐ,熊の足跡あり。少し緊張する。
 その後,獅子が鼻のブナ林で,大師匠に追いつく。出発時間は15分違いであった。その後は自分のペースで登ることに。

 よく晴れていたので905付近の展望地は気持ちよかった。写真を何枚か撮る。

 さて,景色を堪能したのもつかの間,ここからは「ガリバーン?」という不安が頭をよぎる。この時間,硬いことは硬いが,シールで歩くには問題ない程度であった。しかし,標高を上げるに従い,やはり不安が。というのも,以前ガリバーンをスキーアイゼンを装着して登行中,アイゼンが効かなくて滑落したことがあったからだ。結果的に問題なかったが,ナーバスになってしまう。

 千蛇谷はガリガリ。シールだけで登れたが,下山時が思いやられる。

 こんな状況なので,山頂までスキーで登ることはさっさと諦め,神社でスキーをデポ,そこから新山へ直登することにした。
 新山で写真を撮った後,北面を見下ろせる方へ移動し,写真を撮った。風が強い。大師匠はこの強風の中,北面を登ったのだろうか?(下山時にスライドしなかったので登ったのだと思われます)

 さて,下山。千蛇谷はまだガリガリ。途中日差しが弱くなったし,気温も氷点下なので緩むことはおよそ期待できなかったが。テレマークターンをするとエッジが引っかかるので,ツーステップターンでゆっくり下りる。
 千蛇谷端部からの急斜面も,やはりガリガリ。スーステップターンで慎重に下りる。
 この下は比較的緩んでいて,普通に滑ることができたが,やはり滑りとしては物足りない。

 ブナ林を過ぎ,林道へ入ると,こちらの雪は腐れていて,板が走らない。若干イライラしながらゴール。

 ゴールでは,登山口の様子を見に来られた(?)秋田のN川さんとお会いした。


6:32
横岡第二発電所
7:54
905付近の展望地
10:52
〜11:25
新山〜スキーデポ地
13:13
横岡第二発電所




林道を歩き始めてすぐに。




美しいブナ林




稲倉東面




大好きな景色




飛行機雲が彩雲になっていた




アップ




反対側も




アップ




 いつもは岩稜帯の右側の斜面(写真の右端)を登る。しかしこの斜面はやや西向きで,陽が当たり始める時間が遅い。いつものルートは以前ガリバーンを登って滑落したことがある。
 故に,やや東向きで少しでも陽が当たっている時間が長い左側を登ることにした。結局途中でスキーアイゼンを装着したが,時間をかけてなんとか登れた。
 ちなみに,下山時,千蛇谷の半ばでスライドした方と話をした。右側の斜面を登って来られたが,無理なので途中でスキーを担いだということだった。




千蛇谷へ出たあたり




神社付近から。エビの尻尾の向こうに七高山が見える。

この辺りにスキーをデポした。




山頂から七高山




新山から場所を移動し,北面を見下ろす




同じ場所から稲倉

風が強く,気温も手元の温度計で氷点下8度程度。顔が痛く,早々にスキーデポ地へ。




下山時,山頂方向を振り返る




同じく




ブナ林にて,ウスタビガの繭

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