稲倉岳


登山日 16.2.28


 最近,週末になると天候が崩れる。この日も天候次第と思い,金曜に高層天気図を見たら,どうも夜に降雪があり,翌日は天候が落ち着き,スキー日和と予想した。
 朝,目が覚めてカーテンを開けると,なんと快晴。晴れるとは思っていたが,快晴とまでは予想できなかった。

 一応,いつもの集合場所に向かおうと思ったが,出発が7時を過ぎてしまったので,登山口へ行けば誰かいるだろうと思い,直行することに。
 快晴とあれば,中島台だろうとそちらに向かったが,なんと,いつもの場所よりはるか手前で除雪がストップ。しかも立派なバリケードまであった。
 車道歩きも考えたが,時計を見ると既に8時に近いこともあり,稲倉へ向かうことにした。

 稲倉の車止めには既に2台。1台は菊地さんの車だった。
 途中までトレースを使わせてもらい,樹林帯の中から独自ルートを行くと,途中で菊地さんと合流,以後は夫婦ブナ経由でノーマルを登り,西カールを滑ることにした。

 山頂で写真を撮っていると,菊地さんが「あれ,でかいぞ」と飛んでくる鳥を指差した。筆者も過去に何度もそう思って観察していても,トビであったことが数知れず,今回もそうだろうとなんとなくその鳥が近づくのを見ていたところ,なんと,尾羽が美しい扇型であった。
 紛れもないイヌワシ。鳥海山で見たのは初めてであった。

 その後,西カールを滑って下山。






標高950のプラトーより




夫婦ブナ




ノーマルコースの大斜面を登る。写真には上手く撮れなかったが,スカイラインから湧き立つ雲は全て彩雲であった。
レンズにサングラスを被せれば撮れるかなと思ったが,ハッキリ撮れなかった。





山頂に着いたら,鳥海山がうっすらと見えていた。この後ガスがかかって見えなくなったが…




だんだんガスが少なくなって,




大分よく見えるようになった。




西カールへ向かう途中。
 アイスバーンだったり,雪面に出ているハイマツの葉が凍っていたりなんなりで,慎重を期して移動した。




蟻の戸渡りと鳥海山




シュプール

山頂で体が冷えたのか,大腿部の筋肉が硬直して何度か止まった。下に行くほど気温が上がり,筋肉もほぐれたが…

下山して,片付けをしていたら広造先生が下りてこられた。出発が遅れて,森林限界で引き返してきたとのこと。
鶴泉荘で風呂に入り,帰宅。


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