焼石岳


登山日 14.6.15


 会山行。13名の大所帯で。
 前日まで降雨があり,強く降る時間帯もあったので,林道,登山道そして徒渉に不安があった。予想天気図から当日は曇りと判断したが,影響が残ることも考え,「行けるところまで」「無理に進まない」と方針を決め出発した。
 十文字で能代のくりやさんと合流。よしださん・さとしさんに連絡を取ると,中止だと思っていたとのことで,登山口で合流することになった。

 登山口は林道の奥を避け,ツブ沼かすずこやの森のどちらかとなったが,ツブ沼は長いという意見が出たことや,まだ歩いたことがないことからすずこやの森を選んだ。
 準備しているうちによしださん・さとしさんがほぼ同時に到着,13名で出発。






準備の様子




駐車場の脇にあった道を行く。しかし途中から不自然に道が曲がり,実は登山道ではなく散策道であったことに気付いた(^^;


心配していた徒渉だったが,増水はなかった。問題なく進む…わけだが,徒渉そのものを苦手とする会員をさとしさんやよしださんがサポートしてくださったお陰であった。


最初の徒渉を終えた後だったか,蛙の卵が大量に産みつけられていた。




三度目の徒渉地点。1名が足を滑らせ腰まで落ちた。濡れた登山パンツをカッパに履き替えている途中,急激に水が濁ってきた。


一瞬,「上流に豪雨?」と不安がよぎったが,濁るだけで増水がない。それに雷を察知するために聴いていたラジオからはノイズがなかった。どこか崩れたのであろうから,少し進んで様子を見ることになった。
 いくらも進まないうちに,右岸に崩れている箇所があり,そこから上流は水が澄んでいた。崩れた箇所は雪がなかったが,周辺はまだ岸壁に雪が付着していた。落雪と一緒に崩れたのだろうか。


キヌガサソウ




ハクサンチドリ




ミヤマオダマキ


 九合目焼石神社まで進む。風が強く,山頂はガスだったので,行っても面白くないということになり,東焼石へ進むこととした。


ハクサンイチゲ。例年は見ごろであるこの時期でも,若干少なかった。天候の影響か。




ミヤマシオガマ




焼石岳が少しだけ顔を出した




ユキワリコザクラ




東焼石にて

撮影は筆者,よしださん・さとしさんは写真撮影中




帰路,前を行く会員が「何かいる!」と覗き込んでいた動物。もしやヤマネか?!と思ったが,尻尾がネズミのようだった。帰って調べたらやはりネズミであった。残念。




ちなみにこのネズミ,逃げようとしなかった。手乗りネズミ。




この辺では焼石でしか見られないという,フイリミヤマスミレ。葉に独特の模様がある。帰路に気付いた。

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